NEC軽井沢72でツアー初優勝を飾った菅沼菜々(23=あいおいニッセイ同和損保)は人気プロの1人だ。コースでカメラを向けられると笑顔でポーズを取る。
きっかけは数年前。「乃木坂(46)さんを好きになったのが2、3年前。そこからです。本当にかわいくて大好きで、ポーズを研究してやっています。全然あまりかわいくないですけど、本当のアイドルみたいに」とポーズの“ネタ元”を明かした。
カメラ写りも気にする。「打っている時以外、見られている意識がすごい強いかも。他の選手より」。写真の撮られ方も「なるべく左側から撮られるようにとか。ちょっと小顔効果、ハートの位置とか」と研究にも余念がない。
なぜそこまでするのか。
「アイドルみたいなプロゴルファーがいてもいいのかな。かわいいと言ってくれる人のためにやります」と明かした。
単独首位で迎えた最終ラウンド。「今年も何度か上位争いの中で気負っちゃう自分がいた。私アイドル好きなので、自分も見に来てくださるギャラリーの方に対し、アイドルになりきった気持ちでやりました」。
さらに「アイドルなので、怒らないように笑顔で頑張りました」とアイドルに徹した。もちろんアンチもいる。「かわいくないっていう人もいるんですけど、かわいいと言ってくれる人のために」と意図を説明した。
アイドルみたいなプロゴルファーを目指すも、理想像は「いない」とした。「かぶらないキャラでやっていきたい」と独自路線を強調した。言葉通り、趣味も独特だ。「住宅展示場に行くこと」を挙げている。「将来、お城みたいな家を建てたいなとか。楽しんでいます」と明かした。
公式インスタグラムではあまり練習の写真をアップしない。「勝てない」「練習していない」と批判もあった。「プロゴルファー感を出したくないから、プライベートとかをアップしています」。理由を聞くと「自分が頑張っているところを見せたくない」と説明。プロゴルファーとしての意識は高い。
公共交通機関や閉ざされた空間で不安を感じる「広場恐怖症」と闘う。
「北海道、沖縄には行けないハンディもある。理解の得られない病気。見た目でわからないし、ほかにも同じように病気に悩んでいる人がいるので、そういう方に勇気を届けられたら」
すべてはファンのため。そして病気に悩む人に勇気を届けるため。常に自分ができることは何かを意識して徹底する。元芸能記者から見ても、トップアイドルばりのプロ意識の高さを感じた。【近藤由美子】


