ブレンダン・ジョーンズ(41=オーストラリア)が13年ミズノ・オープン以来の復活優勝を遂げた。

 13年9月の本大会第2日、15番のラフからショットを打った時に左手首を痛めて棄権。その後2度の手術、約1年の欠場を経た。「頭のどこかではもう日本で勝てないのでは、と思うこともあった」と振り返る。

 昨年はプライベートでも難しい時期を過ごした。以前のマネジメント会社がジョーンズの税金を未納。追徴金も含めて支払いが必要になり、その金額は約1億5000万円ほどだったという。さらに母マーガレットさん(69)が脳腫瘍と肺がんを患った。「今はその両方が解決した」。支払いは済み、マーガレットさんは放射線治療で元気になったという。「去年に比べたらハッピー。ゴルフへの姿勢もよくなってきた」。

 一時は91キロあった体重が今は85キロ。年齢を重ねた分、トレーニングに励んでいるという。「昔みたいにビールをたくさん飲むわけじゃないしね。でも、今日は飲ませてもらうよ」とさわやかな笑顔で話した。