岩田寛(36=フリー)が4バーディー、3ボギーの70で回り、通算5アンダーの137で首位と4打差の6位で決勝ラウンドに進んだ。

 11番でボギーが先行も、12番で第2打をピンに絡めてバーディー。その後もバーディーが欲しいパー5で着実にスコアを伸ばした。後半は2つのボギーをたたいたが、大崩れせず上位で踏みとどまった。「それ(優勝争い)どころじゃないので、一生懸命やるだけです」と言うが、ツアー通算3勝目は十分に狙える位置だ。

 テレビインタビューでは「この位置にいるので、もうちょっと自分に優しくしたい」と話したものの、ツアー屈指の完璧主義者には、それも難しい。「良くない状態が続いているので、その原因を探したい」と求道者の雰囲気を漂わせていた。