男子ゴルフのメジャー、全英オープン(20日開幕、ロイヤルバークデールGC)の練習ラウンドが17日に同コースで行われた。

 2年連続出場の宮里優作(37=フリー)は18ホールを回る予定だったが、9ホールで切り上げた。「セットアップで確認したいことがあった。(違和感のあるままやっても)悪いイメージが残っちゃうから」と意図を説明。練習場に直行して調整した。

 予選ラウンドの組み合わせが決まったが、どうしても気になったのは1つ後ろの組。世界ランク1位ダスティン・ジョンソン(米国)、同4位ロリー・マキロイ(英国)と世界トップクラスの飛ばし屋が顔をそろえた豪華な後続グループに「後ろの組から打ち込まれないか心配。(自分は)飛ばないから。でも、大丈夫か…(頭の上を)越えていくから」と笑わせた。

 練習ラウンド中、ギャラリーから「アイ・ミヤザトは親戚なのか?」「なぜ引退するんだ?」と声をかけられる一幕も。「海外に来ると有名だなって、いつも思います。税関でも言われたことありますから。『アイ・ミヤザト、知ってる』って(笑い)」。今季限りでの引退を表明している妹藍の偉大さをあらためて感じつつ、今週はメジャーの大舞台で「ユウサク・ミヤザト」の名前を売りにいく。