今季初優勝、ツアー通算21勝目を挙げたイ・ボミ(28=韓国)は「正直、まだ優勝を信じられないのが半分。でも本当に優勝したなと思うからすごくうれしい」と気持ちを高揚させながら大会連覇を振り返った。

 6番から9番まで4連続バーディーで一気に独走する形となり、2年連続賞金女王に輝いた強さを取り戻した。最終組で一緒に回り、優勝争いした大山志保(40)も「フェアウエーを外さず。良いアイアンのキレ。久しぶりにボミちゃんの良いプレーがみられた」と脱帽した。

 21日に29歳の誕生日を迎えるため、この最終日は28歳最後の日となった。今夏まで未勝利が続いていたこともあり「今週だけ良い記憶が残せれば、今年前半のことは忘れることができると思いました」と笑った。さらに「今までギャラリーの方々が、みんな心配する顔で私を見て『頑張って、頑張って』と言ってくれた。良いプレーをみせることがプロとして1番うれしい」と安堵(あんど)感も漂わせていた。