今季限りでの引退を表明している女子ゴルフの宮里藍(32=サントリー)が30日、今季メジャー最終戦のエビアン選手権(9月14日開幕、フランス、エビアン・リゾートGC)が現役最後の試合になると自身のブログで発表した。

 5月に引退について会見した際、エビアン選手権までは米ツアーで戦う方針を説明。日本で6月のサントリー・レディースに出場した後、米ツアーへ戻っていた。6月に米メディアから「日本での試合はもうこれ(サントリー)で終わりと決めていますか」と聞かれた時には「いいえ、まだ決めていません。でも、そんなにたくさんはないのは確かです。もしかしたら、1か、2試合あるかもしれないけど、決めていません」と答えていた。

 エビアン選手権の翌週には日本でミヤギテレビ杯ダンロップ女子(宮城)が開催。かつてアマチュアとして優勝を飾り、宮里自身も印象深い大会として挙げていただけに、大会側も出場をオファーしていた。宮里は今週、4週間ぶりの試合となるポートランド・クラシック(31日開幕、オレゴン州ポートランド・コロンビアエッジウオーターCC)に出場予定。残された試合は「ポートランド-」と「エビアン-」の2試合となる。

 以下、30日付「最後の試合。」というタイトルの宮里のブログからコメント抜粋。

さて、タイトルの最後の試合ですが。その名の通り今日は最後の試合を決めた事をご報告します。

5月に今年一杯での引退を表明してから、最後の試合がどこになるか自分でも全く分からずにいました。ただ、メジャーに出場出来るチャンスがあれば、メジャーは全部出たいという気持ちはずっとあったので、エビアンまでというのは、漠然とイメージしていました。そのメジャーを全て終えた後に、日本でまた出場出来る機会があれば、その時は頑張りたいと思っていました。

ですが、やはりここ暫く考えた結果、今の現状で自分のゴルフが家族を超えることはないと心から感じており、現役最後の試合を、今年最後のメジャーであるエビアンで終える事を決めました。非常に難しい決断ではありましたが、今は家族のサポートがとても重要でありまた自分でもそうしたいと思っています。

なので、今週のポートランドを含め、あと残すところ2試合になりました!

私としては、残されたこの2試合をしっかりと全力で頑張る事。最後まで私らしくチャンレンジするという事。自分のツアープロ生活を、小さい頃からずっと夢だったこのアメリカツアーで終えられるという事。沢山の事に幸せを感じています。なので、最後までしっかりと前を向いて頑張りますので日頃から応援してくださる皆様には、温かく見守っていただけたらとても嬉しく思います。

あと2試合、宜しくお願いします!!