4回戦が行われ、ホストプロの谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は前週フジサンケイ・クラシックで優勝したH・W・リュー(35=韓国)に1ダウンで敗れた。

 「さすが先週勝っているだけあって、いいゴルフをしていたと思います」と相手をたたえた上で「今日もパターが入らなかった。ショットはまあまあな感じなんですけど…」。追い詰められた16、17番を連続で取って最終ホールまで勝負をもつれさせる意地は見せたが、わずかに及ばなかった。

 スタート前には松山英樹に続いて世界選抜入りの可能性があったプレジデンツ・カップ出場も逃していた。今季は3月の世界選手権シリーズ、デル・マッチプレー4位など欧米ツアーで結果を残し、5月のチューリッヒ・クラシックに松山と組んで出場するなど、世界選抜のエースの相棒としても知られる存在になりつつあった。「候補に選ばれただけでも良かった。また選ばれるように、地道に頑張ります」。意外と見る向きもある落選にも恨み節は一切なし。潔く、これからに目を向けた。