女子ゴルフの宮里藍(32=サントリー)が「攻めの姿勢」で、メジャー初優勝をつかむ。14日に開幕する現役最後の大会・エビアン選手権(フランス)に向け、13日は会場のエビアン・リゾートGCで行われたプロアマ戦に出場。コース状況を最終確認した。同選手権は毎年ビッグスコアが出ることで知られ、昨年は田仁智(韓国)が通算21アンダーで優勝。2度の優勝を誇る宮里も09年に通算14アンダー、11年は同15アンダーの成績を残している。

 優勝争いに絡むには、第1日からスコアを伸ばすことが必要となる。宮里は「アグレッシブに行くとこは行きたい。割り切ってやる」と攻めの姿勢を強調した。調子は上向きで「いい手応えはあります」と、キッパリ。

 大会主催者の計らいで同伴競技者として宮里に指名されたポーラ・クリーマー(米国)は「選ばれたとは知らなかった。すごく光栄。引退は寂しいが、最後の試合でいい戦いをしたい」と感慨深げに話した。(エビアン=益子浩一)