男子ゴルフの欧州を除く世界選抜と米国選抜による団体対抗戦、プレジデンツ・カップ(28日開幕、ニュージャージー州ジャージーシティー、リバティ・ナショナルGC)の第1日対戦カードが27日(日本時間28日)に発表され、世界ランク3位の松山英樹(25=LEXUS)は11年マスターズ覇者のシャール・シュワーツェル(33=南アフリカ)とのペアでジャスティン・トーマス(24)、リッキー・ファウラー(28)のペアと対戦することが決まった。

 松山の開幕前日の練習ラウンドには、長男の奨王くんが前日までジュニアプレジデンツ・カップに出場していた丸山茂樹(48)も同行。2週前のBMW選手権も取材のために会場を訪れており、その時と比べて復調傾向を感じ取ったという。「僕が見たシカゴの時と比べて、心配していたポジションもほとんど良くなっていた。(BMW選手権では)ダウンスイングで拳1個分、アウトサイドから入っていた。珍しく、練習場でもダフッたりしていた。そこからオンプレーンでスッと手が降りるようになったのは大きな改善ポジションかな、と」。本人と話す中でグリップの握り方に修正を加えたことも聞いたといい「自然に直していくのが、やっぱりトッププレーヤーなのかな」と称賛した。

 今大会のテレビ解説も務める丸山は、98年大会で世界選抜の唯一の勝利に貢献。5戦全勝でMVPにも選ばれる活躍だった。下馬評では米国選抜有利とされているが「そういう時こそが油断もあると思うし、僕らの時も(米国が)“絶対チーム”だと言われていたのに、やっつけてるから」と期待を込めていた。