プロ野球の巨人、大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(43)がテレビ番組収録のため会場を訪れ、松山英樹(25=LEXUS)とジャスティン・トーマス(24=米国)の一戦に熱い視線を送った。

 「ゴルフは素人なんで、詳しいことは聞かないで下さい。(ゴルフは)しますけど、下手くそなんで」と笑わせた松井氏。この日初めて会ってあいさつしたという松山について「世界のトップのプレーヤーのオーラというか、雰囲気がありましたね。また、今日は素晴らしいプレーだったんじゃないかなと思います。最初、いきなり相手にリードされてから巻き返していくところが印象的でした。すごいしか(言葉が)出てこない」と語った。

 ヤンキース時代の09年にはワールドシリーズMVPにも輝いた松井氏はゴルフ場のギャラリーにも大人気。松山とともに2人の「ヒデキ」がコースで大きな存在感を放った。「近くで『ヒデキ』って呼ばれると、『いや、オレじゃないよね』って思ったり。下手に手なんか振って『お前じゃないよ』って言われたら嫌なんで」と笑った。

 「僕はそんなに世界で活躍していないんで(笑い)。彼はホントにトップの中のトップですから。同じ日本人として、ファン心理として、ただただ応援したくなる。自分とかぶらせるものは全くない」。謙虚な姿勢を崩さず、最後は「このまま世界のトップを走り続けてほしいなと思います。それだけです。あとはスポーツ選手は体調管理が大変ですから、その辺は気を付けていただきたいなと思います」とエールを送っていた。