石川遼(26=CASIO)が来季の米ツアー出場権獲得を逃した。最終日はボギーなし、5バーディーの66で回り、通算9アンダー275の40位に終わった。入れ替え戦4戦の獲得賞金ランクで25位以内を目指したが、31位にとどまった。翌シーズンの出場権を得られなかったのは本格参戦5年目で初めて。年内は12日開幕の日本オープン選手権(岐阜関CC東C)を皮切りに日本ツアーに専念し、来季の主戦場を熟考する。

<石川遼と一問一答>

 -来季出場権を逃した

 石川 ここで一区切りになってしまう。これから先、なぜ米ツアーで良いゴルフができなかったのか。考える時間、見つけられる時間があると信じている。

 -米ツアーを振り返って

 石川 確固たる自信がまだない。この現状維持だったら、またシードで苦しむレベル。シードをゲットするのが夢ではない。夢、自分の目標はもっと高いところにある。

 -米で優勝していない

 石川 今年を含めて優勝は目指せなかった。トップテンに入るには日本で5、6勝してっていうゴルフをしなくてはいけない。感覚的にはそういう感じ。もし(松山)英樹が米ツアーで年間2勝したゴルフを日本で1年したら10勝するんじゃないかと思う。

 -今後は

 石川 日本で試合に出て練習して、今の自分のゴルフを今から先というところを考えてやっていく。米ツアー、米下部ツアーも頭の中には入っている。