稲森佑貴(23=グリーンゴルフ練習場)が8バーディー、1ボギーとツアー自己ベストに並ぶ64で回り、通算13アンダーの200で首位と6打差の6位につけた。

 後半は7メートルを沈めた12番を除き、いずれも2メートル以内につけたチャンスを逃さず6バーディー。「アイアンもパットも良かった」と納得の表情をのぞかせた。

 2日の月曜が23歳の誕生日。連戦ということもありホテルで休養に充てた。「寂しい誕生日でした」と笑ったが、これは照れ隠し。実際は、交際中の1歳下の女性から宿泊先のホテルにサプライズプレゼントが届いたという。「ペアの指輪でした。手紙も添えられていて。内容は…秘密にさせてください(笑い)」と幸せオーラを振りまいた。

 トップの背中は近くはないが、諦めるつもりもない。「伸ばし合いなので、何が起きるか分からない。ここまで来たからには、一気に畳み掛けたい」。恋人のためにも大逆転を狙う。