今季初戦に臨んだ世界ランク3位の松山英樹(25=LEXUS)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで首位と6打差の23位発進となった。キャメロン・スミス(24=オーストラリア)が8アンダーで単独首位。大会3連覇を狙う昨季総合王者のジャスティン・トーマス(24=米国)は松山らと並ぶ23位。今大会は78人が出場し、予選カットなしで4日間行われる。

 松山はシーズン最初のラウンドを「いいものはなかった」と切り捨てた。ロングパットを沈めた2番、絶妙な寄せからタップインとした3番の連続バーディーで快調なスタートを切ったが、その後はスコアが停滞。パー5の最終18番もボギーをたたき、納得のスタートとはいかなかった。

 「優勝には20アンダー以上に持っていかないと話にならないと思うので、2アンダーはかなり悪いスコア。今の状態ではかなり厳しいが、切り替えてやりたい」。 通算20アンダーで2位だった昨年大会は第1ラウンドを3アンダーの5打差16位で終えている。2週前のプレジデンツ・カップ期間中から良くなかった体調面が回復してきたばかり。そんな中でもパー3を除く14ホールでフェアウエーを外したのは1ホールだけで、パーオン率も80%を超えた。どこまでも厳しい自己評価とは裏腹に、浮上の期待を抱かせる数字が並んだ。