男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズ(9日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)のプロアマ戦が8日、同コースで行われた。

 08、15年大会覇者の片山晋呉(44=イーグルポイントGC)は3番パー5で人生3度目のアルバトロスを達成した。残り230ヤードから5番ウッドで放った第2打がカップイン。「ホールインワンは(人生で)2回しかないんだけど」と不思議がりつつ「好きなコースですし(今年も何か)起きるかも」。今年が45(シンゴ)回大会という語呂の良さも含め、本戦に向けた吉兆を感じ取った。

 賞金ランク6位でトップのチャン・キム(米国)とは約5400万円差だが「ここか来週で1つ勝てれば、最後まで賞金王を争う権利が得られると思う」。優勝賞金4000万円の今大会をはじめ、ラスト4試合はいずれも高額賞金とあって自力での逆転の目は残っている。何より「この(賞金王を争う)中でできることが幸せ」。充実感漂う44歳が大会3勝目を狙う。