尾崎将司(70=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリー)が前半9ホール終了後に棄権した。

 第1ラウンドを8オーバーの84位と最下位で終え、インスタートから14番でボギー先行も18番でバーディー。パープレーで折り返した直後、腰痛のため棄権した。「どうしても背中の痛みが取れない。ホントは(スタート前に)やめるつもりだったけど、(谷口徹と久保谷健一という同組の)メンツが良かったから付き合った。スポーツ選手は準備が一番大事。その準備ができないことがつらい。振る力がないからね。何とかね、ヘッドスピードを(秒速)2(メートル)でも3(メートル)でも上げたい。その方法論を毎日考えてる」と悔しさを吐露した。

 次戦のダンロップ・フェニックス(16日開幕、宮崎)が今季最終戦となる見込み。「(ダンロップ・フェニックスでシーズンを終える)予定。(2週後の)カシオ(ワールド・オープン)まで、体調が良ければ(出たい)と思っていたけど、今のところは、どう見ても無理だろ?」と話した。

 進退を懸けると宣言して挑むシーズン。10月のツアーワールド・カップ第2日には自身2度目のエージシュートを達成した。「オフはね、長いよ~。長い長い。11月の終わりから12月、1、2、3(月)…(来季国内開幕戦の東建ホームメイト杯まで)4カ月以上あるんだ。そんなに早く考えてもしょうがない。じっくりと(やるべきことを考える)」。来季への意欲をにじませ、現役続行を示唆した。