単独首位から出た時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)は3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーの276で2位となった。

 今季2勝目には1打差で届かなかった。「自分のプレーはできていたと思う」。バンカーに入れた17番ではピンチをしのいでパーを拾った。勝負の分かれ目は最終18番パー5だった。ティーショットを左のバンカーに入れ、第2打をレイアップ。最終組の時松は、前の組でプレーを終えたスンス・ハン(31=米国)が18番を取って自分が1打ビハインドと考えていた。グリーン左に切られたピンを果敢に攻めたが、手前のバンカーへ。グリーンサイドまで行かなければ確認できない18番ホール唯一のリーダーボードを見て、初めてS・ハンと通算13アンダーで並んでいることを知った。

 「最低寄せワン(パーでプレーオフ)、あわよくば入ってくれたら」というバンカーショットはピンを4メートルオーバー。返しのパーパットを決められず敗れた。「(パーパットは)難しいラインだった。(結果として18番は)パーで良かったんですけどね…悔しいですね」と受け止めた。