男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJT杯(30日開幕、東京よみうりCC)のプロアマ戦が29日、同コースで行われた。

 賞金ランク2位の宮里優作(37=フリー)は、ランクトップの小平智(28)と約1700万円差。逆転賞金王には優勝が必須とあって「かなり首は絞められた状態ですけど、やるしかない」と力を込めた。

 最終日の18番パー3でチップインパーを決めて悲願の初Vを飾った13年大会の優勝スコアが通算13アンダーだった。「前回の自分は超えていきたいので、そこはクリアしたい」と目安を設定した上で、ポイントを挙げた。「グリーンを外した時のアプローチの見極めが、ものすごく大事になる。難しいシチュエーションは1ピン(2・5メートル)以内に寄ってればいい、くらい腹をくくった感じも必要。くさいホールに、どれだけフタをしていけるか。うまく手綱を締めて、上り(のライン)で打つことに徹していければ」と見る。

 賞金ランク順で組まれた第1日のペアリングは、もちろん小平と同組。「お互い仲は悪くない。外から見たらいい緊張感で、バチバチやってる“風”にやりたいですね」と笑わせた。自然体で1年の集大成となる一戦に臨む。