日本チーム最年少の堀琴音(21=東芝)が執念の引き分けで、優勝決定戦進出に貢献した。オーストラリアのヒラーに3アップの15番から3連続ダウンで追いつかれたが、最終18番をパー。引き分けに持ち込み、2位以上を決める1点をゲットした。日本は鈴木愛、笠りつ子、川岸史果が勝ち、2日間の合計勝ち点12。今日3日の最終日は優勝を懸けて、1位韓国とフォアサムで対戦する。

 堀が終盤に3ポイントのリードを失う最悪の展開を耐え抜いた。15番パー5で7番ウッドの2オン狙いが池につかまった。「あれでショットに自信がなくなった」。それでも18番パー4はパーでこらえて引き分けとし、日本の優勝決定戦進出を決めた。「心臓ドキドキでした。普通の試合の方が本当に楽だけど、逆にそこが団体戦のおもしろさですね」。極限の緊張から解放され、安堵(あんど)の笑みを浮かべた。