1年ぶりとなるツアー復帰戦に臨んだタイガー・ウッズ(42=米国)は3バーディー、3ボギーの72とパープレーで首位と7打差の84位だった。

 生まれ育った南カリフォルニアの大会で過去7度制した得意コースとあって「すごく高ぶっていた」。1番でドライバーを左ラフに入れ、第2打もバンカーに捕まっていきなりボギーをたたいた。5番もボギーとした直後、6番パー5で2オンに成功。イーグルパットはカップ手前で切れて惜しくも届かなかったが、難なく最初のバーディーを奪った。「アイアンがひどかった。チャンスにつけられなかった」と言いつつ、後半16番パー3ではもう少しでホールインワンというスーパーショット。米ツアー公式サイトで「ショット・オブ・ザ・デー」にも選出された。

 大ギャラリーを引き連れたラウンドを「腰の痛みもなく、気持ちよくプレーできた。満足している」と振り返ったかつてのスーパースター。同組のパトリック・リード(27=米国)は「パットの距離感は素晴らしかった」とうなったように、1年前に見せ場なく終わった復帰戦との違いを随所で印象づけた。「どんどんバーディーを取らないと」。まずは予選通過を目指し、第2ラウンドでのチャージを期した。