世界ランク42位の小平智(28=Admiral)が、ミラクルバーディーで2週連続2位に入った。首位と7打差18位から出て8バーディー、ボギーなしの63で回り、通算11アンダーの273。最終18番パー5で第2打を池に落としながら、第4打を直接カップに沈めた。同ランク50位以内に与えられるマスターズ出場にまた1歩前進した。池村寛世(22)も2位に入り、ポール・ピーターソン(29=米国)が同13アンダーで日本、アジア両ツアーを通じて初優勝を飾った。

 また小平が18番で妙技を見せた。“池ぽちゃ”からの第4打。約80ヤードの池越えショットは2バウンドして直接カップへ。起死回生バーディーで、この日ベストの63。第1日も同じ18番で池越えイーグルを奪っており「流れに乗れた。(首位を)追いかけるだけなので、伸び伸びプレーできた」。3月末の時点で世界ランク50位以内に与えられるマスターズ出場権獲得へ、価値ある2位となった。