世界ランク5位の松山英樹(25=LEXUS)が、左手親指を痛めてスタート前に棄権した。第1ラウンド前半13番で左手親指に痛みが生じながら、2アンダーで首位と5打差の29位発進していた。

 ラウンド後も懸命の治療を施してもらい、スタート前の練習場でもギリギリまで出場の可能性を探ったが無念の棄権。「初めての痛みなので、ちょっともう無理だった。スイングも、もう昨日の時点でおかしくなり始めていた。今日(練習場で)何球か打ちましたけど、もうスイングができないので、影響があると思ってやめました」と説明した。

 アーノルド・パーマー以来となる大会史上2人目の3連覇という偉業がかかっていただけに「プレーしたかったですし、プレーした結果がダメならダメで納得もいきますけど、できないのが一番つらいですね」と悔しさをにじませた。