ツアー1勝のプロ3年目・永井花奈(20=デンソー)が自身ツアー初のホールインワンを決めて好スタートを切った。

 インスタート11番(142ヤード)のパー3。8番アイアンでの第1打がピン手前約1メートルに落下すると、そのまま転がってカップイン。「(太陽光で)あまり見えなくて、いいところに飛んでいったので大丈夫だろうと思って目を離したら『入った!』と言われてびっくりしました」。笑顔でキャディーとハイタッチを交わし、素直に喜びを爆発させた。

 アマチュア時代は1回、そしてツアー予選会で1回マークしているエースは3回目だった。このホールインワンで勢いづき、1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回って4アンダーでホールアウト。暫定首位で第1日を終え「こんなに良い初日を迎えることがなかなかないので、久しぶりの感じでうれしい気持ちが強い」と納得した表情を浮かべた。

 昨年は樋口久子・三菱電機レディースでツアー初優勝を飾った。最終日が豪雨によるコンディション不良で中止となり、2日間の結果での1勝目だった。永井は「昨年の優勝は2日間で終わって心残り。3日間なり、4日間なり、しっかり最後までやって勝ちたい」と気持ちを引き締めた。