菊地絵理香(29=オンワードホールディングス)は韓国勢包囲網を突破し、今季初優勝を狙う意気込みを示した。71をマークし、通算6アンダーで首位をキープ。

 2位に2打差をつけての単独トップを死守したが、2位には全美貞、3位にはジョン・ジェウン、アン・ソンジュら実力十分の韓国勢が控える。「海外勢は刺激になっています。いい意味で焦りながらやれていると思う。明日はしっかり海外勢に負けないよう、優勝できるように頑張れたら」と気持ちを引き締めた。

 今季初優勝へのキーポイントに「地味」と「我慢」を挙げた。菊地は「欲を出しすぎず、地味なプレーがここ(葛城GC)はいい。あまりガツガツいき過ぎず、じっくりと我慢してチャンスがきた時にしっかり取れるように」と自らに言い聞かせた。過去ツアー3勝はいずれも3~4月。最終日最終組でのスタートで逃げ切って優勝してきた。菊地は「このコースで私が追いかけるのは多分、無理。どちらかと言えば逃げる方がいい」とイメージ通りの優勝争いに手応えをつかんだ様子だった。