石川遼(26=CASIO)が6バーディー、1イーグル、1ボギーの7アンダー、66で予選の1位通過を決めた。

 石川は、前半をスタートから3連続バーディーを含む5バーディー、ノーボギーで折り返した。後半は、14番パー3でこの日初のボギーを記録したが、次の15番でバーディー。そして、最終18番では、グリーン手前ピンまで約20ヤードをチップイン・イーグルで締めくくった。

 石川は「良かったり悪かったり。最終ホールのアプローチは、これまで練習した成果が出た。カップの1メートル手前をねらい、球を上げてスピンもスライス回転をかけた。内容よりスコアの方が少し良かったが、明日の決勝で13番、14番ぐらいで優勝がねらえる位置にいたら、どういう風に勝つか考えてプレーできたら」と話した。米ツアーの出場資格を失い、国内ツアーを主戦場とする今季。国内ツアー開幕戦の東建ホームメイト杯(12~15日)を前に、調整を兼ねて地区オープンに初めて出場した。「1月以来、試合をやっていなかったので、どういうショットが出るか、ツアー開幕前に経験できるのはありがたい」と手応えを口にした。