昨年の賞金女王鈴木愛(23=セールスフォース)が、6バーディー、3ボギーの69で通算3アンダー、141で2位に浮上。5日の決勝ラウンドで、5アンダーで首位の韓国賞金女王イ・ジョンウン6(21=韓国)との同組対決が実現した。

 鈴木は先週まで苦しんだパッティングが復調気配で、前半を3バーディーで回ると、後半16番まで5アンダーと一時は首位のイ・ジョンウン6と並んだ。しかし、終盤の17、18番で連続ボギー。2打差で直接対決を迎えることとなった。ホールアウト後の記者会見では、第一声が「へたくそだなと思いました」。それでも、イ・ジョンウン6との直接対決に話が及ぶと「日本のツアーなので、1回来ただけで勝たせるようなツアーではダメ。韓国選手はもちろん強いんですけど、それに対抗する選手がもっといてもいいと思うんですよ」と対抗意識をむきだしにした。

 イ・ジョンウン6とは昨年12月の世界4ツアー対抗戦「ザ・クイーンズ」で対戦。「正確性はあるけどしっかり飛びますし、ショートゲームも非常にうまく、クラッチパットもしっかり入れてくるので、本当に勝負強いなとという印象」と強さは認識している。直接対決については「追いついてやろう、勝ってやろうという気持ちよりは、じわり、ゆっくりと地味に追いついていけたら。勝負は最終日だと思うので、地味に伸ばしていきたい」と、地に足をつけた戦いを強調した。