女子ゴルフの昨季賞金女王で今季もすでに3勝を挙げるなど賞金ランクトップを独走している鈴木愛(24=セールスフォース)が17日、中京テレビ・ブリヂストン・レディース(18日開幕、愛知・中京GC石野C)のプロアマ戦を左膝痛のため棄権した。

 前週大会2連覇を達成したほけんの窓口レディースでも痛みを感じていたという左膝。今週に入ってからは休養に充てていたが「昨日までしっかり休んだので、正直、もうちょっと状態が良くなるかなと思っていた。朝から状態が悪くて、ラウンドしていれば、気も紛れるかなと思ったんですけど…」と6ホールをプレーして棄権した。

 3年前から痛めており「毎年、5、6、7月の間に急に痛くなる。オフの間や7月以降は全然痛くないんですけど。まだシーズン序盤で、なるべく後半戦とかに向けて調子を整えることが多いので、ついつい練習もやりすぎてしまう。それで疲れがたまってしまうのかもしれません」と表情を曇らせる。この大会は16年に優勝し、昨年も第2ラウンドを終えて首位に立って連覇に迫った。「すごく好きな大会ですし、相性もいいのかなと思っている」と話す得意の舞台だが「まずは(膝が)3日間もつかなという心配の方が大きい」と素直な心境を語った。

 31日からは当面のターゲットでもある全米女子オープン(米アラバマ州)が始まるだけに無理はできない。「この状態が続けば、来週も、また練習ラウンドなしになると思います。これ以上ひどくなるのであれば、欠場という形も可能性としてなくはない。全米女子オープンまで試合がずっと続くので、そこまでのことを考えて、いろいろ整えられればなと思います」。まずは明日のティーオフまで回復に努める。