嘉数光倫(てるみち、28=エナジック)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算4アンダーの140でツアーで初めて首位に立った。コースの難度をはね上げた最大瞬間風速10・3メートルの風にも、沖縄で生まれ育った経験を生かして対応した。

 全体平均スコア75・252を記録した第2ラウンドで自己最少に並ぶ68をマークした嘉数は「沖縄では、これくらいの風が普通ですから」と涼しい顔だった。1番で2メートルにつけた第2打など、大振りせずパンチショットを多用して攻めた。予選会をトップ通過して切符をつかんだ今大会が今季レギュラーツアー2戦目。主戦場の下部ツアーを含めても、シーズン2度目の決勝ラウンドへ「コースとの相性は抜群。上位を狙いたい」と意気込んだ。