ツアー通算13勝の上田桃子(かんぽ生命)が7バーディー、1ボギーの6アンダー66で単独首位スタートを切った。後半10番にピンまで6メートルから54度のウエッジで放った3打目がチップインバーディー。

 「すごく流れが良くなった」とバーディーを量産し、インは30をマーク。昨年11月の大王製紙エリエール・レディース第3日以来のハーフ30に「ゲーム運びがすごくうまくできたなと。なんかこの大会は好きなんですよね。優勝争いをしているというイメージがあるので、まずはイメージが良く入ることができるコース」と相性の良さを強調した。

 2週連続で練習ラウンドを回避し、辻村明志コーチとの調整を経て大会を迎えている。「どうやっていくかを水曜日に練習していることが良かった部分も今日はあったかなと思います」と振り返る。同コーチには、好調をキープする比嘉真美子や小祝さくらも師事している。上田は「うちの先生に習っている選手たちが勝って、うれしい部分と負けていられないなと思う部分がある。年齢に言い訳をせずというか、大事なのは情熱だと思う」と年下世代にも刺激を受けながら、第2日以降も攻めていく姿勢を示していた。