時松隆光(24=筑紫ケ丘GC)は、最終ホールで逆転され悔しい準優勝に終わった。

 最終18番、入れればプレーオフの約1メートルほどのパーパットが入らなかった。痛恨のボギーで、初のメジャー制覇の夢が消えた。「緊張に勝つというのが…。パターになれば、心の揺らぎがちょっとある。こういうシチュエーションをどんどん積み重ねていくこと意味がある」と声を絞り出した。

 この日は、スタートの1番から3連続バーディーと好調な出だしだった。しかし、優勝がちらついてきた後半は、1バーディー、3ボギー。終盤の17番で、1組先の市原に並ばれ、心の余裕がなくなっていた。それでも、2位に入ったことで、全英オープンの出場権を手に入れた。「優勝争いというより、予選通過。全米より距離もいらないので、自分の距離で対応できる。でも自分のコントロールをしっかりしないと」と、今回の教訓を大舞台で生かすつもりだ。