日本は女子が15年大会以来、3年ぶりの優勝を飾った。

 3人のうち上位2位の合計で競い、通算22アンダーの554で2位韓国に10打差をつけて圧勝。昨年の日本女子アマ覇者の安田祐香(兵庫・滝川二高)が67をマークし、通算10アンダーでイ・スジョン(韓国)と並んで個人優勝も分け合った。4人中の上位3人の合計で競う男子で、日本は通算11アンダーの841で4位。デンマークが通算23アンダーで優勝した。

 3年ぶり大会制覇を決めた日本女子チームの原動力は安田だった。小雨の降る中、1番で1・5メートルのバーディーパットを沈めると気持ちが楽になり「スコアが出る、出ないを気にしないでプレーしました」。6番パー5の第1打で痛恨のOBでダブルボギーとしたが、8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67の好スコア。安田は「OBがなかったら単独優勝だと思うと悔しいですね」と反省も忘れなかった。

 昨年2位メンバーとなる西村優菜(大阪・大商大高)、古江彩佳(兵庫・滝川二高)も意地をみせた。西村は69で回り、通算9アンダーの3位。古江も69をマークし、通算6アンダーの4位フィニッシュ。第3日終了時に3人で掲げていた「最終日は全員で60台」も達成した。西村は「昨年は優勝できなくて悔しい思いをしたので、そのリベンジができた」と笑顔。古江も「周囲から優勝を期待されていたのでほっとした気持ちが大きかった。チームとしてすごく強いと思うので、それのおかげだと思います」と同学年トリオの結束力の強さを強調していた。