11打差54位から出た松山英樹は6バーディー、2ボギーで今大会初のアンダーパーとなる「66」をマークし、通算10オーバーの290でホールアウトした。

 バンカーから寄せきれなかった2番でボギー先行も、3番から4連続バーディー。9番では3メートルを沈めてバーディーとした。アウトはティーショットがフェアウエーを外したホール、グリーンを外したホールがともに1ホールだけ。長めの距離のパットもさえ、ハーフ「31」の猛チャージをみせた。後半14番でボギーをたたいたが、16番で5・5メートルを流し込んでバーディー。前日までの3日間は1つもバーディーを取れていなかったパー5で、この日はいずれもスコアを伸ばした。

 第3ラウンド13番で動いているボールを故意に打って物議を醸したフィル・ミケルソン(米国)は1イーグル、4バーディー、5ボギーの69で回り、通算16オーバー。優勝争いから離れた位置ながら、米屈指の人気者リッキー・ファウラー(米国)との2サムで大ギャラリーを引き連れてラウンドだった。5番パー5ではピンそば60センチほどに2オンしてタップインのイーグルを決めた。注目の13番ではバンカーから寄せてパーとすると、優勝したかのように何度も両手を突き上げてガッツポーズ。ちゃめっ気たっぷりのパフォーマンスで沸かせた。