プレーオフ2ホール目。3メートルのバーディーパットがカップに沈むと、普段はあまり感情を表に出さない朴城■の目から大粒の涙があふれた。「こんなにうれしい勝利はない」

 2打差を追った16番(パー4)で大ピンチをしのいだ。第2打がグリーン手前の池の端の深いラフに入ったが、次を1メートルにつけるスーパーショット。「自信を持って打てたことが大きかった」と笑顔で振り返る。柳簫然が17番でつまずき、追いついた。

 昨季は全米女子オープンを含む2勝を挙げ賞金女王に輝いた。今季は5月に1勝。それでも直後の3試合連続を含む予選落ちが5度と苦戦していた。「あの時期があったからこそ勝てた」と感極まった理由を語った。

 ※■は火ヘンに玄