河本力(神奈川・日体大1年)は「世界ジュニア最終年」を15位で終えた。

 通算1アンダーで首位に5打差4位からの逆転を狙ってスタートしたが、序盤で不運。アゲンストの1番で第1打、第2打とも2、3ヤード飛距離が足りずにバンカーにつかまるボギー発進となった。3番でボギー後、4番で1メートルにつけるバーディーで「あのセカンドショットで悪い流れを断ち切れたかと思った」と振り返るが、5番で左ラフからの第2打でフックをかけようとしてそのまま右ラフに突き抜けるボギーと、序盤でスコアを落としたのが最後まで響いた。

 「日本では勝つときは引き離して逃げ切りみたいなのが多くて、追いかけるという経験がなかった。プレッシャーをかけてもいけないと思ったのですが…。いい経験になったと思います」と、大学生として出場した最後の世界舞台で、また1つ経験を積んだ。優勝スコアが4アンダーと知ると「もったいなさすぎる。悔しいですね」と、芝生に倒れ込んだ。今後は学生の試合のほか「プロツアーにもがっつり挑戦できたら」と話していた。