初優勝を目指した黄金世代の小祝さくら(20)が、悔しい2位に終わった。

 2週連続の最終日最終組。完全優勝に王手をかけていたが4バーディー、4ボギーの72とスコアを伸ばせず通算13アンダーで終えた。

 6番でバンカーにつかまってボギーとし、9番では第2打がグリーンオーバーして、あわやOB。ここで、優勝したギルマンに単独首位を明け渡した。最後は17、18番の2連続バーディーで、2位タイに食らいつくのがやっとだった。

 「9番は運が悪かった。ショットの精度の低さです。一時は2オーバーまでいってしまった。イーブンに戻せる感じもしなかった。厳しくて、落ちていく一方かな、と。ラスト2ホールでバーディーを取れたことで、次につながる」

 賞金ランクは13位に浮上。今季は約2995万円となり、来季の賞金シード権をほぼ手中にした。

 それでも「お母さんは(来季の)シードが決まったら『休んでもいい』と言っているけど、私は休みたくないです。やっぱり初優勝が目標なので、優勝するまでは頑張りたい」と力強く言った。