通算2アンダーの34位で予選通過した松山英樹(26=LEXUS)は、大事な決勝ラウンド2日間に臨む。「今週も最低限はクリアしたので、明日、あさって。今日も時間があるのでショットもパットも、またしっかり出直さないといけないなと思います」と気持ちを引き締めた。

第2日の前半は出だしの1番で7メートルのパットを沈めてバーディーを先行させた。5番でも6メートルを決めてバーディー。6番の3パットボギー後も、7番パー5で第3打をピン50センチにつけ、8番も2メートルを入れて連続バーディーと良い形で後半に入った。

しかし10番で1・5メートルのバーディーパットを外した後、徐々にティーショットが左へ。11番でボギーをたたき、14番パー4では、ドライバーでのティーショットが左の木に当たって林に落ちた。同組の選手らとボールを探して何とか発見。ボギーで切り抜け「最悪トリプル、それ以上のスコアになるじゃないかなと思っていたので」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。16番パー3で、ピン下30センチにつけるショットでバーディーを奪い「11番以降は、よくそこから1オーバーで上がったなという感じでした」と振り返った。

ポイントランキング70位以上が条件となる次週の第3戦、BMW選手権(米ペンシルベニア州アロニミンクGC)への出場は濃厚となった。松山は「これで来週はできると思うので、最後に残るためには残り2日と来週、大事になってくる」と先も見据えていた。