単独首位から出たタイガー・ウッズ(42=米国)が2バーディー、3ボギーの71とスコアを落としながら、通算11アンダーの269で逃げ切った。第1日からトップを譲らない完全優勝で13年ブリヂストン招待以来1876日ぶりのツアー通算80勝目。サム・スニード(米国)の史上最多82勝、さらにはあと4勝と迫ったジャック・ニクラウス(米国)のメジャー通算18勝という2つの大記録への道筋に再び光が差した。

-久々の勝利の味は

ウッズ これまで勝ってきたメジャー、プレーヤーズ選手権、世界選手権シリーズと同じくらい重い。違うとすれば、また勝てるかどうか、僕には分からなかったことだ。バラバラだったスイングを、今年どうにか1つにすることができた。

-この勝利の意味は

ウッズ ものすごく大きい。とてもつらい時期を通り抜けてきた。近くにいた人たちは、僕がどれだけ苦しんできたか知っている。仲間に支えられて、ここまで来た。彼らの前で勝てたことは、本当にうれしい。

-18番での気持ちは

ウッズ 2打リードしていたが、まだ何が起こるか分からないと思っていた。バンカーから(第3打を)最後のパットを沈めたら、すごく感情がこみ上げてきた。

-父親(アールさん、06年に死去)が生きていたら喜んでくれるか

ウッズ とても誇りに思ってくれると思う。最終日のタフなコンディションでの我慢強いプレーも、褒めてくれるだろう。

-サム・スニードの米ツアー最多勝利記録まであと2勝

ウッズ 80勝はすごく大きな数字。42歳でまだプレーできることは、とても幸運だと思っている。