来季の賞金シード権を巡る争いが開幕した。今大会終了時点で賞金ランク50位以内に来季の賞金シード権、同55位以内に前半戦の出場権が与えられる。

賞金シード死守へ、同ランク51位の笠りつ子(31)は2アンダーの21位で発進。同50位の大里桃子とは、わずか3万3942円差で、滑り込むには予選突破が最低ラインになる。

同ランク52位の一ノ瀬優希(30)は、予選通過ラインぎりぎりの50位で発進。同ランク54位の安田彩乃(23)は72位。同ランク55位の渡辺彩香(25)は32位。同ランク56位の金田久美子(29)は50位。同ランク57位の原江里菜(31)は8位。同ランク58位の川岸史果(24)は21位での発進となった。

好スタートを切った原江は「かなり上出来でした」と笑顔で話したが、賞金ランクで1つ順位が上の金田と予選2日間は同組のため「目の前でプレーする久美ちゃん(金田)も気になる…。組み合わせが出た時には、嫌な人たち…と思っちゃいました」と本音をポロリと漏らした。

また、当落ラインにいる選手では、賞金ランク47位の香妻琴乃と、50位の大里桃子は、本年度のツアー優勝者の資格で既に来季シード権を保持。同53位の畑岡奈紗と、同84位のイ・ボミも複数年シードで来季出場権を確保している。