19年の女子ゴルフツアー開催継続を目指し、中止と発表されていた3大会の主催者がそろって年明けから日本女子プロゴルフ協会(LPGA)と交渉を再開した。

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子(宮城)を主催する宮城テレビ放送が交渉再開を申し入れたことに続き、KKTバンテリン・レディース(熊本)を主催する熊本県民テレビと中京テレビ・ブリヂストン・レディース(愛知)主催者の中京テレビも開催継続に向けた協議を開始したことを11日、明かした。

昨年末の19年ツアー発表の際、LPGAが目指す放映権一括管理の方針に合意できなかった3大会の中止を発表。その後、主催者側は選手約70人の連名による開催存続を求める要望書を受け取っていた。

中京テレビは「交渉を続けていた段階での中止発表は非常に遺憾とLPGAに伝えました」とした上で「選手の要望、ファンの声や思いを受け取り、開催の放送で話し合いを進めています」とコメント。

熊本県民テレビは「こちらはツアーを中止すると1度も言ったことはないですし、開催する方向で話をしています」と説明した。

ツアー関係者は「まだ交渉中だが、6割ぐらいは3ツアーとも開催継続する方向になっている」との見通しを口にしており、順調に交渉が進めば今月中には結論が出るとみられる。