【西武モーレ】なぜインドから日本に?なぜ野球?どんな人? 22歳、紳士の素顔

西武は「ライオンズ海外戦略」の一環として7月27日、アクシャイ・モーレ投手(22)と育成契約を締結したと発表しました。インド出身の選手がNPB球団と契約するのが史上初で話題となりました。なぜ日本に? どんな人? インタビューをお願いしました。

プロ野球

★モーレ投手が語った主な内容

  • インドから日本へ来た理由とは
  • 大谷翔平への思いが人生を変えた
  • 地元プネーは夏44度「日本はあまり暑くない」

◆アクシャイ・モーレ2003年(平15)12月4日、インド生まれ。Shri.ナラヤンダス・ラムダス高校からラブリー・プロフェッショナル大へ進学。西武ファンにおすすめしたいインド料理はプランポリ(甘い薄焼きパン)。196センチ、88キロ。右投げ右打ち。背番号146。

丁寧な人柄 最も印象的な姿は

196センチのモーレが長い手足を折りたたむように、正面のイスにそっと腰掛けた。「ヨロシクオネガイシマス」とミネラルウォーターを差し出してくれた。丁寧な物腰と、割と細長い指が第一印象だ。

足もムダに開かない。そんな紳士に「まずは来日して1カ月、ここまでの毎日はいかがですか?」と問いかける。

「本当に楽しんでますし、チームメートやコーチの皆さんにもいろいろ教えてもらいながら…」

突然、モーレが笑う。少し身を縮めて、申し訳なさそうな表情で緊張を表現する。「プロ野球選手」になったばかりだ。どうやらこういうスタイルの取材も不慣れというか、基本的には初めてのようだ。

インドではヒンディー語が公用語と認知されているが、モーレの地元はマラーティー語という言語が公用語になる。まだ22歳。英語が万能なわけでもないのに、現状は通訳とも英語でやり取りしている。

通訳(右)を介しスタッフのアドバイスを聞く西武モーレ(撮影・金子真仁)

通訳(右)を介しスタッフのアドバイスを聞く西武モーレ(撮影・金子真仁)

「私が順調に適応するためにみんな助けてくれているので、毎日楽しみながらたくさん学んでいます」

もう一度、感情と言葉を整え直した。本当に丁寧な人柄だということがダイレクトに伝わる。取材前はモーレの練習での動きを観察した。最も印象的なのは、コーチやスタッフと話す時に直立不動で後ろで手を組んでいる姿だ。

「教えてくださる皆さんに対するリスペクトです」

直立不動でアドバイスを聞く西武モーレ(撮影・金子真仁)

直立不動でアドバイスを聞く西武モーレ(撮影・金子真仁)

柔道インド全国2位 得意技は背負い投げ

インド出身の選手が日本のプロ野球にやってくる-。7月末に西武が発表したニュースは、球界でも話題になった。国際部門の職員が何カ国か訪問している情報はキャッチしていたが、まさかインドとは-。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。