日本テレビの定例社長会見が25日、東京・汐留の同局で行われ、大久保好男社長が女子ゴルフ放送権問題について言及した。

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長が、テレビ放送権は協会に帰属し、一括管理の方針を主張したことで、大会を主催するテレビ局などと対立している。大久保社長は「放送権は大会の費用を負担し、リスクを負い、すべての事業責任を負っている主催者にあると主張してきた。議論はしたが一致しないまま」と平行線を強調した。

一時は日本テレビ系列局の大会を中止すると発表したが、選手、関係者らの利害を優先し、今季の開催については開催同意。「苦渋の決断。LPGAはテレビ局の意見に耳を傾けてほしい。一方的な態度から、多少不安はある」と話した。