20歳の金谷拓実(東北福祉大)が、日本人アマチュアとして11、12年の松山以来の決勝ラウンドに進んだ。

第1ラウンドは日本勢トップの1オーバー発進だったが、この日はボギーが先行する苦しい展開で、13番までに5オーバー。しかし、ここから反撃に転じた。

パー5の15番でバーディーを取ると、16番では約15メートルのスライスラインを読み切り、バーディーパットを沈めた。「最後まで諦めちゃいけない。そういう気持ちでプレーすることが大事だと思いました。神様が見ていてくれて16番も長いパットが入ってくれたのかな」と我慢を重ねつかみとった価値あるバーディーは大きな経験値になった。

一時、11打差までトップと差が開いたものの、トップ選手が1つ落としたことで「首位から10打差以内」の条件を満たして予選を通った。松山に続くローアマを目標に、さらなる飛躍を遂げる。