勝みなみ(20=明治安田生命)が、黄金世代最速で生涯獲得賞金1億円を突破した。

5位から出て6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算8アンダーの208。一時首位に立ちながら4位に終わったが、660万円を加算して生涯合計約1億525万円と大台に到達。今季賞金ランクでも日本勢で最高の3位に浮上した。イ・ミニョン(27=韓国)が今季初勝利となる通算4勝目。

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98年度生まれの黄金世代で先頭を走ってきた勝が、1億円の大台に到達した。3番パー4で8メートル、4番パー5で10メートルのパットを沈めると、5番パー4ではピン側にピタリ付けて3連続バーディー。この時点で首位を捉えた。13番のダブルボギーでV争いから陥落するも、今季5度目のトップ10となる4位。3日間競技ではツアー最高額の大会で660万円を加算し、生涯獲得賞金1億円を突破した。

「優勝できなかったのは悔しいけど、次につながりました。自分らしく、楽しく、笑顔で回る目標は達成できた」。今季2勝目は逃したが、賞金ランク日本人最高3位に浮上した。ファン投票による大会恒例のベストスマイル賞では、6年連続受賞のイ・ボミに続く2位入賞。同世代の原英莉花とともにベストルーキー賞も受賞した。名実ともに女子ツアーの顔となり、これからは初の賞金女王へと歩む。【益子浩一】