第1日から首位を守ってきたブルックス・ケプカ(米国)が、2バーディー、6ボギーの74で通算8アンダー、272で昨年に続き連覇を果たした。連覇は06、07年のタイガー・ウッズ(米国)以来。これで米ツアー6勝のうち4勝がメジャーでの勝利と「メジャー男」が、今年も主役を張り続け、頂点を極めた。

第3日終了時点で12アンダーで2位のダスティン・ジョンソン(米国)ら4人とは7打差。楽勝ムードさえ漂う雰囲気だったが、1つスコアを伸ばした直後の後半10番パー4から悪夢が待っていた。ここからまさかの4連続ボギーをたたいて14番の時点で9アンダーまで落とした。その直前、猛追する2位のジョンソンが15番パー4でバーディーを決めており、1打差に迫られた。

楽勝ムードが一転したものの、今度はジョンソンが16、17番で連続ボギーとして自滅し、勝負あり。18番パー4では笑顔を見せる余裕をみせ、ウイニングパットを決めると右手を大きく振り下ろし、雄たけびを上げた。

6位から出て悲願のメジャー初優勝を目指した松山英樹(27=LEXUS)は、3バーディー、6ボギー、2ダブルボギーの77で、通算3オーバー、283で16位にとどまった。