勝利の裏に、ツアー38勝(非公式)を挙げる清水重憲キャディー(44)との約束があった。

17年の大会(51位)で出会った当時は「シード選手の中で1番下手」と言われるほど。そこで「パットの距離感」「アプローチ」「120ヤードを5メートル以内につける」と3つの課題をクリアすることを掲げられた。

堀川未来夢は「コーチみたい」と話す清水キャディーに基礎をたたき込まれ、この日の優勝につなげた。「何から何まで教わるようになって2年たってまた同じ場所で担いでいただいて優勝できた。少しは成長を見せられたかな」と感謝する。

清水キャディーも「トッププロなら普通にできることをできていなかったから。でも昨年の秋口からできるようになった。これはと思った」と2年間での成長を感じ取っていた。