43位から出た稲森佑貴(24=フリー)は2バーディー、8ボギー、1トリプルボギーの80で回り、通算9オーバーで全日程を終えた。

この日、現地は突風が吹き、時折、強い雨となった。ショットの正確性を武器に予選通過した稲森でさえ、荒々しい全英の天候に「完敗です」と漏らした。

稲森は「ティーショットが荒れまくって、歯が立たなかった。やはり球筋が強くないとダメ。(風に)流されてしまうから。飛距離がないと、方向性うんぬんではない。あと10~15ヤード伸ばす勢いがないと、簡単に風にあおられてしまうということが分かりました。何をやってもボギー。フェアウエーキープとか言っている場合ではなかったです」と振り返った。

今後については「修正したいけど、1度、気持ちをリセットしないと今は悪いイメージしかない。精神的に疲れた。1回、ゴルフから離れるくらいでないとリセットできない」としながらも「チャンスがあるのなら、またぜひ挑戦したい」と話した。