最終ラウンドが行われ、首位から出た20歳の渋野日向子が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算18アンダーの270で初出場優勝を果たした。
日本勢のメジャー勝利は1977年の全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来で42年ぶり2人目。賞金67万5000ドル(約7400万円)と米女子ツアーの出場資格を獲得した。日本女子の米ツアー勝利は今年3月の畑岡奈紗以来で、11人目。
前半に一つスコアを落とした渋野は後半の5バーディーで再逆転。先に65をマークしたリゼット・サラス(米国)と並んでいた最終18番でバーディーを奪い、1打差で競り勝った。前週のメジャー、エビアン選手権を制した高真栄(韓国)が3位だった。
上原彩子は68と伸ばして通算6アンダーの21位。73の横峯さくらは5アンダーで24位、71の勝みなみが3アンダーで35位、72の上田桃子はイーブンパーで51位。アマチュアで18歳の安田祐香は77と崩れ、2オーバーの59位だった。