国内男子ツアーで通算48勝の中嶋常幸(64)が、渋野日向子の東京五輪金メダルを期待した。

28日、女子ツアー・ニトリレディース(29日開幕、北海道・小樽CC)のプロアマ戦に初出場。同組で回った全英女王について「スイングの軸がしっかりしている。手足が長いし、こういうスイングをしていれば、メジャーを勝つのも当然だね。ミスショットもあったけれど、この子はもっともっと伸びそうだ。ゴルフも人間性も素晴らしい」と絶賛した。

さらに東京五輪についても「渋野と畑岡が(五輪)代表になれば十分、メダルはいける。あの子(渋野)はゾーンに入ったら、ものすごい力を出せる。畑岡はじっくり作り上げて調整するタイプ。うまくかみ合えば、上の方のメダルもいける」と予告した。

この日は中嶋と渋野に加え、ノーベル生理学医学賞を受賞している本庶佑(ほんじょ・たすく)氏、似鳥昭雄大会会長とのラウンド。偶然にも会場は90年日本オープンで、中嶋が尾崎将司の3連覇を阻止したコースだった。