首位と1打差3位で最終日を迎えた18歳の安田祐香(やすだ・ゆうか)は、日本女子ツアーでは史上7人目、日本選手としては16年畑岡奈紗以来5人目のアマチュア選手による優勝を狙った。

過去の実績などを見ればプロ顔負けで、現在は兵庫・大手前大の現代社会学部1年に在籍する女子大生ゴルファーだ。11月にプロ最終テストを受けるが、ツアー優勝すれば免除されて1発でプロになれる。プロフィルは次の通り。

◆生まれ 2000年(平12)12月24日、神戸市。家族は父光祐さん、母美香さん、姉美祐さん。

◆サイズ 164センチ、54キロ。血液型O。

◆競技歴 3歳差の姉の影響で7歳からゴルフを始める。小学3年から坂田塾に入門。神戸市立原田中から滝川二高に進学し、3年時に主将。17年全日本女子アマ優勝後、ナショナルチームに。昨年の世界女子アマチーム選手権2位。プロツアーでは17~18年にアマ最長記録に並ぶ10戦連続で予選通過を果たした。18年大東建託・いい部屋ネット・レディースでは3位に。

◆今季は絶好調 今年4月のオーガスタナショナル女子アマチュア選手権で3位に入り、アジア太平洋女子アマでは優勝。7月のエビアン選手権37位、渋野が優勝した8月の全英女子で59位。8月のNEC軽井沢72でも14位に入るなど、今季はプロ顔負けの結果を残す。渋野から「プロテストは免除でいいのでは」と評されたほど。

◆女子大生 今春から大手前大(キャンパスは兵庫・西宮市、大阪市ほか)の現代社会学部に進学し、女子ゴルフ部に所属。6月の全国大学女子対抗戦で大手前大は準優勝、安田は個人の最優秀選手に選ばれた。