今大会3勝目をねらう畑岡奈紗(20=森ビル)が、首位と3打差7位で発進した。

出だしは2連続ボギー。その後もパーを並べて勢いに乗れず、7番でショットを修正した。「ボールとの距離が遠かったので変えました。ミリ単位の世界です。テークバックの位置が安定していなかったので、前傾を保ちつつ、スタンスで(球に)近づけた」。すると7番から3連続バーディー。後半も4つ伸ばし、首位の背中が見える位置に食い込んだ。

「最初はスコアが伸びなくて、1人だけ別世界でやっている感じでした。盛り返せて良かった」

昨年優勝で世界ランク15位の柳、渋野と同組。最終日の優勝争いのように大観衆であふれ返った。プレーに支障が出ることもあり「もう少しマナーを…。ずっと話し声が聞こえたり、携帯の音が毎ホール聞こえた」。2連覇した17年以来の優勝へ。全力で残り3日を戦い抜く。【益子浩一】