全英女王で賞金ランク2位の渋野日向子(20=RSK山陽放送)は3バーディー、3ボギーのパープレーとスコアを伸ばせず、通算6アンダーで優勝した柏原と8打差の12位に終わった。

8番パー5では残り80ヤードの第3打をピン奥7メートルにキャリーさせ、バックスピンでカップイン寸前まで戻すスーパーショットを披露してバーディー奪取。ピン手前3メートルあたりからダウンスロープがかかっており、1歩間違えばグリーンをこぼれ出るリスクはあった。

渋野は「入れば良かったのに」とイーグルを逃したこと? に苦笑いしつつ「怖さはありました。でも、フォローの風だったし、しっかり振っていこうと思った」。56度のウエッジでの会心の1打を振り返った。

賞金女王へ。今大会前は約609万円だった賞金ランク1位申ジエとの差は約825万円差となった。渋野は米ツアー・スウィンギングスカート台湾選手権(31日開幕)に出場するため、次戦の三菱電機レディースを欠場。残り4戦で逆転を狙うことになる。「自分はまだそういう(賞金女王を狙う)レベルに全く達していないし、言うのは失礼と思うけど、目標は高く掲げたいですから」と話した。